関節は凸凹の関係の中で働いていますが、回転だけの動きでは回転方向の関節部分が圧迫され反対側は開いてしまいます。これでは関節に大きく負担をかけてしまいます。
しかし、実際はこのようなことはなかなか起きません。
関節が回転して動くときに滑りが同時に起きます。その滑りにより関節の負担を減らしています。
関節の転がりと滑りはこの動画で分かりやすく解説しています。
関節が動くときの関節面の滑りや回転の方向はどのように決まるのでしょうか?
みな同じ方向ではないかと考えるかもしれません。
しかし、実は凸側の骨が動くか、凹側の骨が動くかにより滑りや回転の方向が変わってきます。
このことを凹凸の法則と呼んでいます。
動きが逆になる理由は関節の軸が関係しています。
関節の軸は必ず凸側にあります。
そのため凹側が動くときには、骨の動く方向と関節面の滑りと回転は同じ方向になり問題ありません。
しかし凸側が動くとなると問題が生じてきます。
凸の中に関節の軸があるので、その軸を中心にして骨が動く方向と関節面の滑りと回転の方向が逆になります。
※凹側動くときには同じ方向に働く
※凸側が動くときには逆方向に働く
まとめ
・関節面では滑りと回転が同時に起こる。
・関節の軸は必ず凸側にある。
・関節面が動く方向は凹凸の法則により決まっている。
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