栄養について、ひとつ忘れてはならないのは身体に吸収されてはじめて役に立つものであることです。そこで栄養素がどのように消化・吸収されていくかについても知っておきましょう。
消化器官は口から始まります。
1,舌や歯などを使って食べ物を細かくすりつぶし、唾液とともに少しずつのどの奥へと送られ、やがて食道を通って胃へと到達します。
2,胃に食べ物が送られてくると蠕動運動によって消化酵素を含む胃液とともに溶かしていきます。胃の先にある十二指腸は膵臓や胆のうとも繋がっており、膵液や胆汁とともに食べ物をさらに分解していきます。
※とくに三大栄養素の一つである脂質は胆汁に含まれる胆汁酸の働きによって微粒子化されます。
3,細かく分解された栄養素を吸収するのは小腸です。臓器の中では最も長く6mほどの長さがあり内部の粘膜には栄養素を吸収するためヒダのように折りたたまれた絨毛が広がっています。 食べ物は4~8時間ほどの時間をかけて消化吸収され、吸収された栄養素は血液によって肝臓などへ送られ、残りは大腸へと送られます。
4,大腸→上行結腸→横行結腸→下行結腸→S状結腸→直腸をえて肛門にいたります。
5,栄養を吸収された後の残りカスは先へと送られながら水分吸収が進み、200~300㎖の量となり排泄に至ります。消化器官はまさしく一本の管で、およそ9mの道のりを移動しながら食べ物から栄養素が取り出されていきます。
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