前回はとても怖い糖尿病の合併症についてお話ししました。
前回のブログ⬇︎
本日は合併症はもちろん糖尿病を予防するための日常生活の改善ポイントをお伝えできたらと思います。
①バランスのいい食事を心がける
糖尿病はもちろん、糖尿を発症するきっかけとなる生活習慣病の改善として食生活の影響はかなり大きいです。
ただやみくもにカロリーを減らせばいいというわけではありません。
適切なエネルギー量と栄養の確保しましよう。特に糖質や塩分過多、コレステロールや飽和脂肪酸の過剰摂取などに特に気をつけましょう。
②生活の中に運動を取り入れる
運動というと走ったり、またはジムに通ったりと思い浮かべることは多いと思われますが、日常生活の中でも行えることはいくらでもあります。
たとえばエスカレーターやエレベーターを使わずに階段を利用したり、通勤時に1駅前で降りて歩いたり、最寄り駅から自宅まで交通機関や自転車などに頼らず歩くなど。
これらを毎日繰り返すだけでも週に1回ジムに通うよりも活動消費量は多くなります。忙しくて時間をなかなかとれない人も無理なくつづけられるはずです。
③ストレスをため込まない
身体や心にストレスがかかると、血糖値を上げるホルモンが分泌されます。
そうなるとインスリン抵抗性が強くなり、これが原因で血糖値が上がります。
ストレス解消の手段として、過食に走ることはよくあることです。お酒を飲む人なら、その量も増えるでしょう。また、イライラしていたり精神的に不安定なときには、空腹でなくても、つい手近にあるものを口に運んでしまいます。このようなことが、血糖コントロールの悪化につながります。
現代社会の中でストレスを完全に排除することは困難ですが自分なりのストレス解消法を見つけ、自分にとって無理のないライフスタイルを確立しましょう。
④アルコールの摂取量
適切な飲酒による適量のアルコール摂取は糖尿病の発生を抑えると考えられています。具体的には1日あたり20~25g程度のアルコール摂取が糖尿病の発生を抑えるとされています。しかしそれを超えた飲酒量では、肝臓に蓄積した脂肪への影響や、すい臓からのインスリン分泌を抑える影響から、血糖値を上昇させる可能性があると考えられています。過剰な摂取は、やがてアルコール性肝硬変やアルコール性すい炎に至ります。アルコール性肝硬変では高血糖になるほか、肝臓から必要なブドウ糖が放出されず、命に関わるような低血糖を引き起こすことがあります。
⑤タバコはできるだけやめましょう
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、血流を悪くします。
そのため高血圧や動脈硬化、そして脳梗塞や心筋梗塞・糖尿病性腎症などの糖尿病合併症のリスクが高まり、その結果として総死亡のリスクが上昇することがわかっています。いくら血糖のコントロールを心がけても喫煙していると命とりになります。
禁煙すればこれらのリスクは改善しますが、できるだけ早期に禁煙することが重要です。
⑧足のケア
糖尿病で血糖値が高い状態が続くと、神経障害のほかに動脈硬化などによる血流障害が起こりやすく、また細菌やみず虫などの感染に対する抵抗力が低下します。
神経障害があると痛みを感じにくいため、ケガやヤケドに気付きにくく、つい放置しがちです。
さらに、動脈硬化などが進行し血流障害が起きると、からだの末端、特に足の先などには血液が流れにくくなり、細胞が必要とする栄養や酸素が、十分に供給されなくなります。
高血糖は、からだの抵抗力を弱くするので、傷口が化膿しやすくなったり、傷の治りも遅くなります。これらのことは、からだ全体にあてはまることですが、足は手などに比べて目にふれる機会が少ないことから、糖尿病にかかっている方はもちろん、疑いのある方は特に足の手入れに配慮が必要です。
早めに手当すればすぐに治る程度のケガでも、血流障害があったり、細菌に対する抵抗力が低下しているため、なかなか治らず、傷口が化膿するケースがあります。
適切な処置をせずに放置すると大変なことになります。糖尿病の疑いのある方はすぐにでも医療機関で診てもらいましょう。
糖尿病予備軍(疑い)と言われたことのある方の中には、
「まだ糖尿病になったわけじゃないから、今は食生活を改善したり、運動したりする必要はない」
と思っている方が多いのではないでしょうか。
しかし、体の中では、変化が起きはじめています。
例えば、血糖値を下げるホルモンが出にくくなったり、効きにくくなったりする変化や、血糖値が高い状態が続くことで動脈が固くなり、心疾患や脳血管の病気を発症します。
糖尿病予備軍(疑い)と言われた方は上記のように生活習慣を改善し糖尿病発症の危険因子を減らしましょう。
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